判断推理

命題・論理


<例題>

あるクラスで兄弟姉妹の調査をしたところ、次のような結果になった。

・姉がいないものには弟がいる
・姉がいるものには妹がいない

この時、正しいものはどれか。

1.妹がいるものには弟がいる
2.弟がいるものには妹がいない
3.弟がいるものには姉がいない
4.弟がいないものには妹がいる
5.妹がいないものには姉がいる

 

<ポイント>

 問題を記号化して整理する。

 ・A → B … A ならば B である

 ・ A … でない

 ・A → Bの時、 BA

 ・A → B、B → Cの時、A → B → C

 ・A ∩ B … A かつ B

 ・A ∪ B … A または B

 ・A → B ∩ C の時、A → B、A → C に分けられる

 ・A ∪ B → C の時、A → C、B → C に分けられる

 ・記号化できない問題は、ベン図を使う。

 

<解説>

まず、問題を記号化する。

→ 弟
姉 →

から、

→ 姉
妹 →

が言える。選択肢を記号化し、整理すると、

1.妹 → 弟  妹 → → 弟
2.弟 →
3.弟 →
4. → 妹 → 姉 →
5. → 姉

になり、

正解は になる。

 

<練習問題>

国語が得意な人は、音楽が好きである。
英語が得意な人は、数学も得意であり、かつ国語も得意である。
音楽が好きな人は、体育も好きである。
以上のことから。確実に言えるのは次のうちどれか。

1.国語が得意な人は、数学も得意。
2.数学が得意な人は、体育が好き。
3.体育が好きな人は、国語が得意。
4.音楽が好きな人な、数学が得意。
5.英語が得意な人は、体育が好き。

 

 

<解説>

まず、問題を記号化する。

国語 → 音楽 音楽 → 国語
英語 → 数学∩国語
英語 → 数学 数学 → 英語
英語 → 国語 国語 → 英語
音楽 → 体育 体育 → 音楽

次に、選択肢を記号化する。

1.国語 → 数学
2.数学 → 体育
3.体育 → 国語
4.音楽 → 数学
5.英語 → 体育 英語→国語→音楽→体育

 

 

正解は、