中学2年生で学ぶ「連立方程式」は、1年生で学んだ方程式を大きく進化させたもので、今後の数学(一次関数や図形の証明など)のあらゆる場面で使われる超重要ツールです。
xとy、2つの文字の謎を解き明かす方法を学びましょう。
ここでは、代表的な2つの解き方「加減法」と「代入法」を徹底解説します。
連立方程式とは、xとyのような2種類の文字(二元)を含む一次方程式が、2つセットになっているものです。
{ x + y = 7 ...①
{ x - y = 1 ...②
この方程式を「解く」とは、①の式と②の式の両方を同時に成り立たせるxとyの数のペアを見つけ出すことです。
文字が2つあるままでは、方程式を解くことはできません。
そこで、連立方程式を解くための目標はただ一つです。
「2つの式をうまく利用して、xかyのどちらか一方の文字を消去し、文字が1つだけの一次方程式を作ること」
この「文字を消去する方法」として、「加減法」と「代入法」の2つのテクニックがあります。
2つの式を辺どうしで足したり引いたりして、文字を1つ消去する方法です。
{ x + 2y = 5 ...①
{ 3x - y = 8 ...②
xを消すなら係数を「3」に、yを消すなら係数を「2」にそろえます。
今回はyを消してみましょう。
①の式はyの係数が2、②の式は-1です。
②の式全体を2倍すれば、係数の絶対値が2でそろいます。
x + 2y = 5 ...①
(3x - y = 8) × 2 → 6x - 2y = 16 ...②'
そろえた文字の符号を見ます。
+2y と -2y のように符号が違う場合は、2つの式を足します。
もし+2yと+2yのように符号が同じ場合は、2つの式を引きます。
今回は符号が違うので、①と②'を足します。
x + 2y = 5
+) 6x - 2y = 16
----------------
7x = 21
これでyが消去できました!
7x = 21
x = 3
求まった x = 3 を、元の簡単な方の式(今回は①)に代入します。
x + 2y = 5 の x に 3 を入れると…
3 + 2y = 5
2y = 2
y = 1
答え: x = 3, y = 1
片方の式を「x = ...」または「y = ...」の形に変形し、それをもう片方の式に代入(合体)することで文字を1つ消去する方法です。
{ y = x + 1 ...①
{ 2x + 3y = 8 ...②
この問題では、①の式がすでに「y = x + 1」の形になっています。
①の式(yの正体はx+1)を、②の式のyの部分に代入します。
【重要】 代入するときは、必ずカッコをつけて代入しましょう!
2x + 3( x + 1 ) = 8
これでyが消去できました!
カッコをはずして計算します。
2x + 3x + 3 = 8
5x = 5
x = 1
求まった x = 1 を、ステップ1で用意した式(今回は①)に代入するのが一番簡単です。
y = x + 1 の x に 1 を入れると…
y = 1 + 1
y = 2
答え: x = 1, y = 2
Ax + By = C の形に式が整理されているとき。
(例: 2x + 3y = 5, 4x - 5y = 1)
x = ... や y = ... の形がすでにあるとき。
係数が1や-1の文字(xや-yなど)があり、簡単に「x = ...」の形に変形できるとき。
基本的にはどちらの方法でも解けます。
問題の形を見て、計算が楽になりそうな方を選ぶのがベストです。
両方の方法をマスターして、スムーズに解けるように練習しましょう!