旧石器時代、新石器時代

 

 

1. 旧石器時代:自然と共に生きた、長い狩りの時代

旧石器時代の始まり

今から約700万年前にアフリカで猿人(えんじん)と呼ばれる最初の人類が出現してから、約1万年前に終わるまでの、人類の歴史の99%以上を占める非常に長い時代です。

道具:「打製石器(だせいせっき)」

旧石器時代の名前の由来となった道具です。

石と石を打ち付けて、鋭い破片を作り出しただけの単純な石器です。

用途は、動物の皮を剝いだり、肉を切ったり、木を削ったりすることでした。

暮らし:狩り(狩猟)と採集による「移動生活」

① 食料の確保:

マンモスやナウマンゾウのような大きな動物を、グループで協力して狩り(狩猟)をしたり、木の実や果物を採集したりして食料を得ていました。

自分たちで食料を作り出すことはできず、自然にあるものを獲って暮らしていたのが最大の特徴です。

② 住む場所:

食料を求めて常に獲物や植物を追いかけていたため、一つの場所に定住せず、移動生活を送っていました。

雨風をしのぐため、洞窟や、木の枝などで作った簡単なテントのような住居に住んでいました。

その他

火の使用を覚えたことは、この時代の大きな発明でした。

暖をとったり、猛獣から身を守ったり、食べ物を焼いて安全に食べられるようになったりしました。

 

2. 新石器時代:暮らしを大きく変えた、革命の時代

新石器時代の始まり

約1万年前、地球の気候が温暖になり、最後の氷期が終わった頃から始まる時代です。

道具:「磨製石器(ませいせっき)」と「土器(どき)」

① 磨製石器:

打製石器の表面をさらに磨いて、形を整え、より鋭く、丈夫にした石器です。

石斧(いしおの)など、木を切ったり、土を耕したりするのに適した、多様な形の道具が作られました。

② 土器:

粘土をこねて焼き固めた土器の発明は、非常に大きな出来事でした。

食べ物を煮炊きできるようになったことで、食べられるものが増え、栄養状態が向上しました。

また、食料を保存(貯蔵)できるようになったことも重要です。

暮らし:農耕と牧畜による「定住生活」

① 食料の確保(大革命!):

この時代の最大の変化は、麦や稲などの農耕(のうこう)と、牛や羊などの家畜を飼う牧畜(ぼくちく)が始まったことです。

これにより、人類は初めて自分たちの手で食料を生産できるようになりました。

これを「食料生産革命」または「新石器革命」と呼びます。

② 住む場所:

作物を育てるためには、同じ場所に住み続ける必要があります。

そのため、人々は川の近くなどに定住生活を始めるようになりました。

地面を掘って柱を立てた竪穴住居(たてあなじゅうきょ)などに住み、村(集落)を形成するようになりました。

 

まとめ:旧石器時代と新石器時代の決定的な違い

この2つの時代を分ける最も大きなポイントは、食料の確保の仕方と、それに伴う暮らし方の変化です。

旧石器時代 新石器時代
時代 約700万年前~約1万年前 約1万年前~
道具 打製石器(打ち欠いただけ) 磨製石器(磨いて形を整えた)
土器(煮炊き・貯蔵が可能に)
食料 狩猟・採集
(自然から"獲る"だけ)
農耕・牧畜
(自分たちで"生産する")
暮らし 移動生活
(食料を求めて移動)
定住生活
(作物を育てるため定住)
住居 洞窟、簡単なテント 竪穴住居など(村を作る)

 

歴史
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