世界の気候

 

 

1. 熱帯(ねったい)

一年中暑く、緑豊かな気候

分布

赤道周辺低緯度の地域。

(例:東南アジア、アフリカ中央部、南アメリカのアマゾン川流域など)

特徴

一年中、気温が高い(最も寒い月でも平均気温が18℃以上)。
● 季節の変化はほとんどなく、常夏のイメージ。
● 降水量が非常に多い。

気候の種類

熱帯雨林気候:一年中雨が多い地域。うっそうとしたジャングルが広がり、高床式の住居が見られる。

サバナ気候:雨が降る「雨季」と、ほとんど降らない「乾季」がはっきりと分かれている。ライオンやゾウなどがいる草原(サバナ)が広がる。
※「サバンナ気候」ともいう。

 

2. 乾燥帯(かんそうたい)

雨が極端に少なく、砂漠や草原が広がる気候

分布

中緯度の、大陸の内陸部や回帰線(かいきせん)の近く。

(例:アフリカのサハラ砂漠、西アジア、オーストラリアの内陸部など)

特徴

一年を通して降水量が非常に少ない
● 昼と夜の気温差(日較差)がとても大きい。
● 樹木はほとんど育たない。

気候の種類

砂漠気候:雨がほとんど降らない。人々はオアシス(湧き水のある場所)で農業(ナツメヤシなど)をしたり、日干しレンガの家に住んだりする。

ステップ気候:わずかに雨が降り、丈の短い草原(ステップ)が広がる。羊やヤギなどを連れて移動しながら暮らす遊牧が行なわれる。

 

3. 温帯(おんたい)

四季の変化がはっきりしている、過ごしやすい気候

分布

中緯度の、人間が多く住む地域。

(例:日本、ヨーロッパの大部分、アメリカ合衆国東部、中国東部など)

特徴

春・夏・秋・冬の四季の変化がはっきりしている
● 気候が穏やかで、人々が最も生活しやすい。
● 農業や産業が発達している地域が多い。

気候の種類

温暖湿潤気候:日本の大部分がこれ。夏は蒸し暑く、冬は寒く乾燥する。

西岸海洋性気候:ヨーロッパ西部など。一年を通して気温の変化が少なく、過ごしやすい。

地中海性気候:地中海沿岸など。夏はカラッと晴れて乾燥し、冬に雨が降る。オリーブやオレンジの栽培が盛ん。

 

4. 冷帯(れいたい)または亜寒帯(あかんたい)

冬の寒さが厳しく、夏と冬の気温差が非常に大きい気候

分布

温帯よりも高緯度の地域。北半球にのみ分布する。

(例:ロシアのシベリア、カナダの大部分など)

特徴

冬は長く、寒さが非常に厳しい。
● 夏は短いが、気温は比較的高くなる。
● 一年を通した気温差(年較差)が非常に大きい。
タイガと呼ばれる針葉樹林が広がる。
● 豊かな森林資源を活かした林業が盛ん。
● 冬の寒さや永久凍土(一年中凍ったままの土)から家を守るため、高床式の住居が見られる。

 

5. 寒帯(かんたい)

一年中、氷と雪に閉ざされた極寒の気候

分布

北極や南極周辺の高緯度の地域。

(例:南極大陸、グリーンランドの沿岸部など)

特徴

一年中気温が低く、非常に寒い(最も暖かい月でも平均気温が10℃未満)。
● 樹木は育たない。
● アザラシなどを狩って生活する先住民族(イヌイットなど)が暮らしている。
● 各国が観測基地を置いて、科学的な調査を行っている。

気候の種類

ツンドラ気候:短い夏にだけ雪や氷がとけ、地面にコケ類が生える。

氷雪気候:一年中、厚い氷と雪で覆われている。植物は全く育たない。

 

 

これらの5つの気候帯は、おおよそ赤道から北極・南極に向かって、熱帯 → 乾燥帯 → 温帯 → 冷帯 → 寒帯の順に帯のように並んでいます。

地図帳で世界の気候図を開いて、それぞれの気候帯がどこにあるのかを確認してみると、さらに理解が深まりますよ。