オーストラリアは、一つの大陸で一つの国をなす、世界で6番目に面積の大きい国です。
● 内陸部(アウトバック):国土の大部分は、砂漠やステップなどの乾燥帯に属し、「アウトバック」と呼ばれる広大な荒野が広がっています。
● 東部:グレートディバイディング山脈という古く、なだらかな山脈が南北に走っています。
この山脈の東側は比較的雨が多く、人口や都市が集中しています。
● 北東岸:グレートバリアリーフという世界最大のサンゴ礁が広がっています。
● 鉱産資源:
西部(安定陸塊)で採れる鉄鉱石と、東部(古期造山帯)で採れる石炭の輸出量は、ともに世界トップクラスです。
日本はこれらの最大の輸入相手国であり、経済的なつながりが非常に強いです。
● 農牧業:
乾燥した内陸部では、主に羊の放牧(羊毛の生産が盛ん)が行なわれています。
比較的降水量のある地域では、牛の放牧(牛肉)や小麦の栽培が盛んです。
かつてイギリスの植民地だったため、ヨーロッパ系の白人が多くを占めます。
近年はアジアからの移民を積極的に受け入れる多文化主義政策をとっています。
先住民であるアボリジニの独自の文化や権利を尊重する動きが進んでいます。
ニュージーランドは、主に北島と南島の二つの大きな島からなる、日本と同じ島国です。
環太平洋造山帯に位置するため、火山活動や地震が活発です。
この熱を利用した地熱発電も行われています。
南島には、氷河によって削られたフィヨルドという複雑な海岸線が見られます。
国土の多くが牧草地で、気候も温暖なため、牧畜が非常に盛んです。
人口よりもはるかに多い数の羊(羊毛、羊肉)と、牛(バター、チーズなどの乳製品)が飼育され、世界中に輸出されています。
オーストラリア同様、イギリスの植民地だった歴史があります。
先住民であるマオリの文化を非常に大切にしており、彼らの言語や伝統が社会の様々な場面で尊重されています。
ラグビーの試合前に行う「ハカ」は有名です。
太平洋には、ミクロネシア、メラネシア、ポリネシアの3つの地域に分けられる、たくさんの小さな島国が点在しています。
● 火山島:ハワイ諸島のように、火山の噴火でできた島。
比較的面積が大きく、土地も肥沃です。
● サンゴ礁の島:ツバルやキリバスのように、サンゴの死骸が積み重なってできた島。
土地が非常に低く、平坦で、面積も小さいのが特徴です。
● ココヤシ(コプラの原料)やカカオなどのプランテーション農業。
● マグロなどの漁業(日本の漁船もこの海域で多く操業しています)。
● 美しい海やサンゴ礁を活かした観光業が、多くの国にとって最も重要な収入源となっています。
特にツバルのようなサンゴ礁の島々は、土地の高さ(標高)が数メートルしかありません。
そのため、地球温暖化による海面上昇によって、国土全体が海に沈んでしまうという非常に深刻な危機に直面しています。
これはオセアニア地域が抱える最大の課題です。
オセアニアは、
● オーストラリアの乾燥した大地と豊富な資源
● ニュージーランドの火山・氷河地形と牧畜
● 太平洋の島々の美しい海と水没の危機
という、多様な顔を持つ地域です。
日本はオーストラリアから多くの資源や食料を輸入し、太平洋の島々の漁業とも深く関わるなど、この地域と密接な関係にあります。