地球上の場所を正確に示すために使われるのが「緯度(いど)」と「経度(けいど)」です。
スマートフォンの地図アプリなどにも使われている、世界共通の住所のようなものです。
緯度は、地球上の南北(縦)の位置を表すものです。
地球の真ん中を通る横の線を赤道(せきどう)といい、ここを緯度0度とします。
赤道より北側を北緯(ほくい)、南側を南緯(なんい)と呼びます。
それぞれ0度から90度まであり、北極点が北緯90度、南極点が南緯90度になります。
同じ緯度の地点を結んだ横の線のことを緯線といいます。
赤道に近い低緯度(緯度が低い)の地域は太陽の光が強く当たるため暖かく、北極や南極に近い高緯度(緯度が高い)の地域は寒くなります。
経度は、地球上の東西(横)の位置を表すものです。
イギリスのロンドンにある旧グリニッジ天文台を通る縦の線を本初子午線(ほんしょしごせん)といい、ここを経度0度とします。
本初子午線より東側を東経(とうけい)、西側を西経(せいけい)と呼びます。
それぞれ0度から180度まであります。
同じ経度の地点を結んだ縦の線のことを経線といいます。
ちなみに、日本の大部分は、おおよそ北緯30度~45度、東経125度~140度の範囲に位置しています。
世界各地で時刻が違うのは、地球が自転しているためです。
この時刻の差を時差といい、経度と深い関係があります。
地球は24時間かけて1周(360度)自転しています。
このことから、360度 ÷ 24時間 = 15度 となり、経度が15度違うと1時間の時差が生まれることがわかります。
太陽は東から昇るので、東経へ進むほど時刻は早くなります。
世界の国々は、それぞれ時刻の基準となる経線を決めています。
これを標準時子午線(ひょうじゅんじしごせん)といいます。
日本の標準時子午線は、兵庫県明石市を通る東経135度の経線です。
時差は、2つの地点の経度の差を使って計算します。
両方が東経どうし、または西経どうしの場合はひき算をします。
一方が東経、もう一方が西経の場合はたし算をします。
①で求めた経度の差を15でわると、2地点の時差(時間)がわかります。
| 地点の組み合わせ | 計算方法 |
|---|---|
| 同じ方向(東経同士、または西経同士) | 大きな数値から小さな数値をひき算する |
| 異なる方向(東経と西経) | 2つの数値をたし算する |
上記で求めた経度の差を15でわると、2地点の時差(時間)がわかります。
日本(明石市)は東経135度、ロンドンは経度0度です。
経度の差は「135 - 0 = 135度」となります。
これを15でわると「135 ÷ 15 = 9時間」となり、日本はロンドンより9時間時刻が進んでいることになります。
日本(明石市):東経135度
ロンドン:経度0度
経度の差:135度 - 0度 = 135度
時差:135度 ÷ 15度 = 9時間
本初子午線(経度0度)のちょうど地球の反対側には経度180度の線があります。
この経線にほぼ沿って引かれているのが日付変更線(ひづけへんこうせん)です。
この線を東から西へまたぐと日付を1日進め、西から東へまたぐと1日戻します。
日付変更線は、国や島々を避けるように、まっすぐではなく折れ曲がっているのが特徴です。
「毛ど・イーど」
● 経度=毛
毛は、まっすぐ縦に伸びるから
● 緯度=イー
口を横に開いて「イー」と言うから