毎日変わる「天気」。
晴れたり、雨が降ったり、風が吹いたりと様々ですが、これらの天気は、空の状態を示すいくつかの基本的な要素によって決まっています。
ここでは、天気を理解するための最も重要な4つの要素、「気温」「湿度」「気圧」「風」について、その正体と性質を詳しく解説します。
気温とは、その名の通り「大気の温度」のことです。
私たちが「暑い」「寒い」と感じる最も基本的な指標です。
温度計を使って測ります。
正確な気温を測るためには、直射日光が当たらず、風通しの良い場所で、地面から約1.5mの高さで測るのがルールです。
学校のグラウンドなどにある百葉箱(ひゃくようばこ)は、この条件を満たすための白い箱です。
太陽が出ている間に地面が温められ、その熱で空気が温まるため、気温は日中に高くなります。
一般的に、1日で最も気温が低くなるのは日の出の少し前、最も高くなるのは午後2時ごろです。
湿度とは、「空気の湿り気の度合い」をパーセント(%)で表したものです。
湿度が高いとジメジメと感じ、低いとカラッとしていると感じます。
湿度のカギを握るのが「飽和水蒸気量」です。
これは、1㎥の空気が含むことのできる水蒸気の最大量(限界量)のことで、単位は g/㎥ で表します。
重要なポイントは、飽和水蒸気量は気温が高いほど大きく(たくさん含むことができ)、気温が低いほど小さくなるという点です。
湿度 (%) = (その空気に実際に含まれている水蒸気量 ÷ その気温での飽和水蒸気量) × 100
空気を冷やしていくと、やがて飽和水蒸気量が実際の水蒸気量と同じになり、水蒸気が水滴に変わり始めます。
このときの温度を露点といいます。
冷たいコップの周りに水滴がつくのは、コップの周りの空気が冷やされて露点に達したためです。
目には見えませんが、私たちの頭上には、はるか上空までのびる巨大な空気の柱があります。
この空気の重さによって生じる圧力のことを気圧といいます。
hPa(ヘクトパスカル)で表します。
高い山の上など、標高が高い場所ほど、頭上の空気の量が少なくなるため、気圧は低くなります。
高気圧: まわりよりも気圧が高いところ。
天気図では中心に「高」や「H」と書かれます。
高気圧の中心付近では、上空から空気が降りてくる下降気流が発生し、雲ができにくいため晴天になることが多いです。
低気圧: まわりよりも気圧が低いところ。
天気図では中心に「低」や「L」と書かれます。
低気圧の中心付近では、地上の空気が集まって上昇する上昇気流が発生します。
空気が上昇すると冷やされて雲ができるため、くもりや雨になることが多いです。
風とは、「気圧の差によって空気が移動する現象」のことです。
空気は、気圧の高い方(高気圧)から気圧の低い方(低気圧)へと流れます。
この空気の流れが風の正体です。
気圧の差が大きいほど、強い風が吹きます。
風が吹いてくる方向のことで、16方位(北、北北東、北東など)で表します。
例えば、「北西の風」は、北西から南東に向かって吹く風のことです。
風の強さを表すもので、0(無風)から12(最大)までの13階級で示されます。
これらの4つの要素は互いに深く関わり合っており、そのバランスの変化が、日々の様々な天気をもたらしているのです。
天気予報を見るときに、これらの言葉に注目すると、空の様子がもっと面白く理解できるようになりますよ。