助詞

 

 

助詞とは?

助詞は、単独では意味を持たず、他の言葉にくっついて文の中での関係を示したり、意味を加えたりする働きを持つ品詞です。

助詞には、活用がないのが特徴で、 「格助詞」、「接続助詞」、「副助詞」、「終助詞」 の4種類分けられます。

 

格助詞

格助詞は、主に名詞などの体言につき、その言葉が文の中でどのような役割(格)を持つのかを示す助詞です。

文の骨格を作る重要な働きをします。

● 主な格助詞

主語を示す。「犬走る。」
動作の対象を示す。「本読む。」
場所や時間、目的などを示す。 「公園行く。」「3時起きる。」
方向を示す。「駅向かう。」
場所や手段を示す。 「図書館勉強する。」「バス通う。」

● 格助詞の「

連体修飾語を表す 本。あなたペン。
体言の代わりをする それは彼だ。これは私です。
(「のもの」に置き換えられる。)
主語を表す 住んでる街。あなたいる場所。
(「」に置き換えることができる。)

連用修飾語や並立関係を表す語。

よりから
(鬼が戸より出、空の部屋)暗記!

 

接続助詞

接続助詞は、 用言(動詞、形容詞、形容動詞)や助動詞につき、語と語をつなげる。

● 接続助詞一覧

順接
(原因・理由)
ので、から、と、ば、て 晴れたので散歩しよう。
逆接
(反対の関係)
けれど、が、のに、ても、
ながら、ところで、と
考えたけれど分からない。
行ったところで間に合わない。
並立 し、たり、ながら テレビをながら宿題をする。
仮定 (もし~)ば もし明日晴れれ、ピクニックに行こう。

 

副助詞

副助詞は、様々な語につき、強調、限定、例示など、特別な意味を添え、用言(動詞、形容詞、形容動詞)を修飾する。
名詞につき、主語を表す「」は副助詞である。

● 主な副助詞

主語を示す。「私中学生です。」
同じ種類であることを示す(類推)。 「犬好きだ。」
こそ 強調する。「今日こそ宿題を終わらせる。」
だけ 限定する。「ジュースだけ飲む。」
など 例を挙げる。「りんごなどの果物が好きだ。」

● 副助詞一覧

強意 こそ、は、も
限定 ばかり、しか、だけ、きり
並立 も、とか、なり、やら
例示 など、なり、でも、だって
程度 くらい、ほど、だけ、
ばかり、も
添加
類推
まで、さえ、でも

 

終助詞

終助詞は、文末につき、疑問、禁止、感動、念押しといった話し手の態度や気持ちを表します。

● 主な終助詞

疑問・質問。「これはあなたの傘です?」
なあ 感動・詠嘆。「美しい夕日だなあ。」
同意を求める・確認。「今日はいい天気です?」
念を押す・教える。「早く起きないと遅刻する?」
禁止。「廊下を走る!」

● 終助詞一覧

疑問 か、の、かしら
強意 ぞ、よ、さ、の、とも
禁止
感動 な、なあ、わ、ぜ、こと
反語
念を押す な、ね、ぞ

 

【見分け方のポイント】

4種類の助詞を区別するには、次の順番で考えていくと分かりやすくなります。

 

①文末にあるか? → 終助詞

②文や文節をつないでいるか? → 接続助詞

③主に体言について、主語や目的語など文の骨格を作っているか? → 格助詞

④上のどれにも当てはまらず、特別な意味を付け加えているか? → 副助詞

 

例えば、「から」のように、格助詞(例:駅から歩く)と接続助詞(例:暑いから休む)の両方で使われる言葉もあるので、文の中での働きをよく見ることが大切です。