関係代名詞

 

 

関係代名詞とは?

関係代名詞は、大きく分けて2つの働きをします。

接続詞の働き :2つの文を1つにつなぐ。(接着剤)
代名詞の働き :前の名詞(先行詞)の代わりとなり、その名詞を詳しく説明するカタマリ()を作る。(説明役)

【例】

[文A] I have a friend.  :私には友達がいます。
[文B] He lives in London.  :彼はロンドンに住んでいます。

この2つの文の a friendHe は同じ人物です。関係代名詞 who を使うと、この2文を1文にできます。

I have a friend who lives in London. :私にはロンドンに住んでいる友達がいます。

a friend先行詞(説明される名詞)
who関係代名詞(He の代わり)
who lives in London 関係代名詞節(先行詞 a friend を詳しく説明しているカタマリ)

このように、後ろから前の名詞(先行詞)を修飾するのが関係代名詞の基本です。

 

関係代名詞の種類と使い分け

どの関係代名詞を使うかは、以下の2つの条件によって決まります。

先行詞の種類:「人」なのか「人以外(モノ・動物)」なのか?
関係代名詞の格:関係代名詞が、後ろの節の中でどんな役割(主語/所有格/目的語)をしているか?

関係代名詞の種類
先行詞 主格(~が) 所有格(~の) 目的格(~を、~に)
who whose whom(または who)
which whose which
人・物 that - that

 

1. 主格

関係代名詞が、後ろの節の中で主語(~が)の働きをします。

名詞(先行詞)+関係代名詞(who / which / that)+動詞 の順番で文を作ります。
先行詞が後ろの文の主語になり、後ろの文の元の主語と関係代名詞を入れ替えます。

関係代名詞は、人の場合 who を、物の場合 which を使います。
また、that はどちらでも使えます。
※関係代名詞は訳さない。

 

先行詞が「人」の場合 who

I know the boy. He is swimming in the sea.
         ↓
I know the boy who is swimming in the sea. :私は海で泳いでいる男の子を知っています。

→ who = the boy であり、who が is swimming の主語になっている。

 

先行詞が「人以外」の場合 which

This is the train which goes to Kyoto. :これは京都へ行く電車です。

→ which = the train であり、which が goes の主語になっている。

Yumi has a cat which is very small. :ユミはとても小さな猫を飼っています。

 

先行詞に関係なく使える that

Emi is a girl that play the piano very well. :エミはピアノをとても上手に弾く女の子です。

This is a dog that can run very fast.  :これはとても速く走ることができる犬です。

 

2. 目的格

関係代名詞が、後ろの節の中で目的語(~を, ~に)の働きをします。

名詞(先行詞)+関係代名詞(whom / who / which / that)+主語+動詞 の順番で文を作ります。
前の文の名詞(先行詞)と後ろの文の目的語が同じため、後ろの目的語を省き、代わりに関係代名詞を入れます。

関係代名詞は、人の場合 whom を、物の場合 which を使います。
また、that はどちらでも使えます。
※関係代名詞は訳さない。
(目的格の関係代名詞は省略できる。)

 

先行詞が「人以外」の場合 which

This is a book. Ken wrote a book.
        ↓
This is a book which Ken wrote. :これはケンが書いた本です。

 

先行詞が「人」の場合 whom / who

Takeshi is a boy whom I saw in the park yesterday.  :タケシは私が昨日公園で会った男の子です。

 

先行詞に関係なく使える that

This is the cake that I like very much. :これは私が大好きなケーキです。

She is the girl that I helped yesterday. :彼女は私が昨日手伝った女の子です。

 

【最重要ポイント】 目的格の関係代名詞は省略できる!

目的格の関係代名詞は、会話や日常的な文章では省略されることが非常に多いです。

The girl (whom) I met yesterday

This is the picture (which) he took in Paris.

「名詞 + 主語 + 動詞 ...」という語順を見たら、「ここには目的格の関係代名詞が省略されているな」と気づけるようになりましょう。

 

3. 所有格

関係代名詞が、後ろの節の中で所有格(~の)の働きをします。先行詞は「人」でも「人以外」でも whose を使います。

先行詞が「人」の場合

I have a friend whose father is a doctor. :私にはお父さんが医者である友達がいます。
→ whose father = his/her father の意味。

先行詞が「人以外」の場合

I saw a house whose roof was red. :私は屋根が赤い家を見ました。
→ whose roof = its roof の意味。

 

4. 万能の関係代名詞 that

that は、主格と目的格の who と which の代わりに使うことができる便利な関係代名詞です。

The man that is standing over there is my father. (whoの代わり)

This is the train that goes to Kyoto. (whichの代わり)

This is the picture that he took in Paris. (whichの代わり)

 

【注意】

that が使えない、または好まれない場合

所有格の whose の代わりには使えません。

コンマ( , )の後ろでは使えません。

 

that が特に好まれる場合

先行詞に the first, the only, the same, all, 最上級などがつく場合。

This is the best movie that I have ever seen. :これは私が今まで見た中で最高の映画です。

 

 

関係代名詞は、英語の構造を理解する上で非常に重要な単元です。
先行詞を見つけ、その先行詞と後ろの節との関係(格)を見抜く練習を繰り返すことがマスターへの近道です。