判断推理
<例題>
ある箱の中にりんご、みかん、ももが全部で48個入っている。
まず、Aが箱から24個取った。うち16個がりんごである。
次にBがいくつか取ったところ、みかんとももだけであった。
最後にCが8個の同じ果物を取った。その後、AがBに8個の
みかんをあげたところ、Bのみかんとももの数は同じになった。
最初に箱の中にあった果物の数として、正しいものはどれか。
1.24 12 12
2.20 16 12
3.20 12 16
4.18 16 14
5.16 8 24
<ポイント>
・表を作って考える。文章をよく読み、正確に作る。
<解説>
まず、AがBに果物をあげる前の表を作る。
・Aが24個とり、そのうち16個はりんご。
・Bはみかんとももだけ。
・Cは8個。
このことから、右の表ができる。
りんご | みかん | もも | 合計 | |
A | 16 | 24 | ||
B | 0 | 16 | ||
C | 8 | |||
合計 | 48 |
次に、AがBに果物をあげた後の表を作る。
・AがBにみかんをあげることで、Aのりんごと
合計の数が同じになる。
・Bのみかんとももは同じ数。
分かるのはここまでである。
りんご | みかん | もも | 合計 | |
A | 16 | 0 | 0 | 16 |
B | 0 | 12 | 12 | 24 |
C | 8 | |||
合計 | 48 |
Cは、同じ果物が8個だから、それぞれ
8個あることを考えると、右のような
表ができる。
この中で、選択肢にあるのはアだけである。
りんご | みかん | もも | |
ア | 24 | 12 | 12 |
イ | 16 | 20 | 12 |
ウ | 16 | 12 | 16 |
よって、正解は、 1 。
<練習問題>
12個のおにぎりを、Aに5個、Bに4個、Cに3個分けたところ、 次のようになった。
・3人のうち2人が食べきれず、1人が食べ残した個数は、
もう1人が食べ残した個数の2倍であった。
・AとBは、共にCの3倍以上食べた。
・3人とも1個以上は食べた。
この時、確実に言えるのはどれか。
1.Bは4個とも食べた。
2.残した個数はCが最も多い。
3.AはBより、BはCより多く食べた。
4.Aが食べた数とBが食べた数の差は、2個である。
5.食べた数が最も多い者と、最も少ない者との差は、4個である。
<解説>
「AとBは、共にCの3倍以上食べた」から、
Cが2個以上食べたとすると、AとBは6個以上
食べたことになるので、Cが食べた数は1個。
AとBは3個以上食べていて、かつどちらかが
全部食べている。
これらを表にまとめると、右のようになる。
食べた数 | 残した数 | |
A | 5 | 0 |
B | 3 | 1 |
C | 1 | 2 |
食べた数 | 残した数 | |
A | 4 | 1 |
B | 4 | 0 |
C | 1 | 2 |
正解は、 2 である。