判断推理

順位・順序


<例題>

A、B、C、D、E、F、Gの7人がマラソンをしたところ、次のような結果になった。

・AはBより後に、Gより先にゴールした。
・Bは1番目にゴールしなかった。
・Cの次にEがゴールした。
・Dは5番目にゴールしなかった。
・Fの直前にDがゴールした。
・EとFの間に3人がゴールした。

この時、正しいものはどれか。(ただし、同着は居なかったものとする。)

1.Aが1番目にゴールした。
2.Bは3番目にゴールした。
3.Cは2番目にゴールした。
4.Dは6番目にゴールした。
5.Eは7番目にゴールした。

 

<ポイント>

 競争や、人または物の並び方の問題。条件を視覚的に分かりやすくするため、
 図で表すことが大事である。

 ・Aの右2人目はB … A○B

 ・AとBの間に2人 … A○○B、B○○A

 ・AはBより背が高い … A > B

 「AはBより高い」や、「AはBより速い」などの時は、
 A > B のように、不等号で表すとよい。そして、
 A > B、 B > C という2つの条件があれば、A > B > C とつなげていく。

 点数や時間などの単位が出てくる場合は、数直線を描き、
 基準になる点から、他の点を調べればよい。

 

<解説>

「EとFの間に3人」より … E○○○F、F○○○E
「Cの次にE」「Fの直前にD」より … CE○○DF、DF○○CE
「AはBより後、Gより先」より … BCEAGDF、BDFAGCE、CEBADFG、DFBACEG
「Bは1番目×」「Dは5番目×」より … DFBACEG

 

 

正解は、 である。

 

<練習問題>

クラスの6人に身長について質問をしたところ、次のような返答があった。

A「私は、Bより高い。」
B「私は、Cより低い。」
C「私は、A、E、Fより高い。」
D「私は、A、E、Fより低い。」
E「私は、Dより高く、Fより低い。」
F「私より背の高い人は、3人いる。」

この時、正しいものはどれか。

1.Aは一番背が高い。
2.Bは3番目に背が高い。
3.Eは3番目に背が低い。
4.Cは3番目に背が低い。
5.Dは2番目に背が低い。

 

<解説>

条件をまとめると、

① A>B
② C>B
③ C>A、E、F
④ D<A、E、F
⑤ F>E>D
⑥ ○○○F

になる。整理すると

⑤、⑥より …○○○FED
①、③より …CAB

になり、

CABFED

 

 

正解は、 である。

 

<練習問題>

5人にテストを行ったところ、次にような結果が出た。

・Aは、平均点より12点高かった。
・Bは、Eより4点高かった。
・Cは、Bより6点高かった。
・Dは、Cより14点低くかった。
・Eは、Aより18点低かった。

この時、正しいものはどれか。

1.CはAより高い点数。
2.平均点より高いのは、A、B、Cである。
3.Dは平均点より10点低い。
4.Bはちょうど平均点である。
5.点数が最も高いのはAで、最も低いのはE。

 

<解説>

数直線を書き、平均点を中心に他の点数を調べる。

D E B

C A

 

 

以上より、正解は、 である。