文章理解 / 英語分野

英語の文法②


関係代名詞

関係代名詞は、大きく分けて2つの働きをします。

接続詞の働き :2つの文を1つにつなぐ。(接着剤)
代名詞の働き :前の名詞(先行詞)の代わりとなり、その名詞を詳しく説明するカタマリ()を作る。(説明役)

【例】

[文A] I have a friend.  :私には友達がいます。
[文B] He lives in London.  :彼はロンドンに住んでいます。

この2つの文の a friendHe は同じ人物です。関係代名詞 who を使うと、この2文を1文にできます。

I have a friend who lives in London. :私にはロンドンに住んでいる友達がいます。

a friend先行詞(説明される名詞)
who関係代名詞(He の代わり)
who lives in London 関係代名詞節(先行詞 a friend を詳しく説明しているカタマリ)

このように、後ろから前の名詞(先行詞)を修飾するのが関係代名詞の基本です。

 

関係代名詞の種類と使い分け

どの関係代名詞を使うかは、以下の2つの条件によって決まります。

先行詞の種類:「人」なのか「人以外(モノ・動物)」なのか?
関係代名詞の格:関係代名詞が、後ろの節の中でどんな役割(主語/所有格/目的語)をしているか?

関係代名詞の種類
先行詞 主格(~が) 所有格(~の) 目的格(~を、~に)
who whose whom(または who)
which whose which
人・物 that - that

 

主格

関係代名詞が、後ろの節の中で主語(~が)の働きをします。

名詞(先行詞)+関係代名詞(who / which / that)+動詞 の順番で文を作ります。
先行詞が後ろの文の主語になり、後ろの文の元の主語と関係代名詞を入れ替えます。

関係代名詞は、人の場合 who を、物の場合 which を使います。
また、that はどちらでも使えます。
※関係代名詞は訳さない。

 

先行詞が「人」の場合 who

I know the boy. He is swimming in the sea.
         ↓
I know the boy who is swimming in the sea. :私は海で泳いでいる男の子を知っています。

→ who = the boy であり、who が is swimming の主語になっている。

 

先行詞が「人以外」の場合 which

This is the train which goes to Kyoto. :これは京都へ行く電車です。

→ which = the train であり、which が goes の主語になっている。

Yumi has a cat which is very small. :ユミはとても小さな猫を飼っています。

 

先行詞に関係なく使える that

Emi is a girl that play the piano very well. :エミはピアノをとても上手に弾く女の子です。

This is a dog that can run very fast.  :これはとても速く走ることができる犬です。

 

目的格

関係代名詞が、後ろの節の中で目的語(~を, ~に)の働きをします。

名詞(先行詞)+関係代名詞(whom / who / which / that)+主語+動詞 の順番で文を作ります。
前の文の名詞(先行詞)と後ろの文の目的語が同じため、後ろの目的語を省き、代わりに関係代名詞を入れます。

関係代名詞は、人の場合 whom を、物の場合 which を使います。
また、that はどちらでも使えます。
※関係代名詞は訳さない。
(目的格の関係代名詞は省略できる。)

 

先行詞が「人以外」の場合 which

This is a book. Ken wrote a book.
        ↓
This is a book which Ken wrote. :これはケンが書いた本です。

 

先行詞が「人」の場合 whom / who

Takeshi is a boy whom I saw in the park yesterday.  :タケシは私が昨日公園で会った男の子です。

 

先行詞に関係なく使える that

This is the cake that I like very much. :これは私が大好きなケーキです。

She is the girl that I helped yesterday. :彼女は私が昨日手伝った女の子です。

 

【最重要ポイント】 目的格の関係代名詞は省略できる!

目的格の関係代名詞は、会話や日常的な文章では省略されることが非常に多いです。

The girl (whom) I met yesterday

This is the picture (which) he took in Paris.

「名詞 + 主語 + 動詞 ...」という語順を見たら、「ここには目的格の関係代名詞が省略されているな」と気づけるようになりましょう。

 

 

現在完了

現在完了形は、単純な「過去」を表す過去形とは違い、「過去のある時点」から「現在」までが線でつながっているイメージを持つ時制です。

過去のある時点から、現在がどうなっているのかを表します。

 

現在完了形の基本

現在完了形have+過去分詞 の形で書きます。

主語が「I」「you」「we」「they」「複数名詞」のとき → have + 過去分詞

主語が「he」「she」「it」「単数名詞」のとき → has + 過去分詞

※過去分詞は、受け身(受動態)で習った動詞の活用形です。
write - wrote - written の3番目

 

現在完了形の基本は、「過去に起こった出来事が、現在にどう関わっているか」を表します。

過去形:I lost my key.  :鍵をなくしました。
→ 過去になくしたという事実だけ。今は見つかったかもしれない。

現在完了形:I have lost my key.  :鍵をなくしてしまいました。
→ 過去になくして、その結果、今もなくて困っているという現在の状況まで含む。

この「今」とのつながりが現在完了形の核となる考え方です。
現在完了形には、文脈によって意味が変わる3つの主要な用法があります。

 

継続

過去に始まった動作や状態が、現在までずっと続いていることを表します。

【キーワード】
for + 期間 (~の間)
since + 過去の時点 (~以来、~から)

 

have+過去分詞~for… で「…の間(ずっと)~している」(継続)という意味になります。

I have played tennis for two years. :私は2年間テニスをしています。

Yumi has watched TV for three hours. :ユミは3時間テレビを見ています。

I have lived in this town for ten years. :私はこの町に10年間ずっと住んでいます。

 

have+過去分詞~since… で「…から(ずっと)~している」(継続)という 意味になります。

I have known him since last year, :私は去年から彼を知っている。

Ken has been sick since yesterday. :ケンは昨日から病気です。

She has known him since she was a child. :彼女は子供のころから彼をずっと知っています。

 

<疑問文>

【キーワード】
How long ...? (どのくらいの間~?)

 

How long+have+主語+過去分詞 で「…から(ずっと)~していますか?」(継続)という 意味になります。

How long have you lived in Japan? :あなたはどのくらい長く日本に住んでいますか?

How long have you used this computer? :あなたはどのくらいの期間、このコンピュータを使っているのですか?

 

完了・結果

過去に始まった動作が、ちょうど今完了したことや、過去の動作の結果が現在に影響を及ぼしていることを表します。

【キーワード】
just (ちょうど)=完了
already (すでに、もう)=結果

 

have+just+過去分詞~ で「ちょうど~したところだ」(完了)という意味になります。

Takeshi has just gone to school. :タケシはちょうど学校へ行ったところです。

I have just finished my homework. :私はちょうど宿題を終えたところです。

 

have+already+過去分詞~ で「すでに~したところだ」 「もう~してしまった」(結果)という意味になります。

Emi has already finished her homework. :エミはすでに宿題を終えたところです。

The train has already left. :その電車はすでに出発してしまいました。

 

<否定文>

【キーワード】
yet (まだ~していない)

 

have not+過去分詞~+yet. で「まだ~していない」という意味になります。

He has finished his work yet. :彼はまだ仕事を終えていません。

I haven't finished my lunch yet. :私はまだ昼食を終えていません。

 

<疑問文>

【キーワード】
yet (もう~しましたか?)

 

Have+主語+過去分詞~+yet? で「もう~しましたか?」という意味になります。

Have you eaten lunch yet? :あなたはもう昼食を食べましたか?

Have you done your homework yet? :あなたはもう宿題をしましたか?

答え方:
はい、しました。 → Yes, I have.
いいえ、まだです。→ No, not yet.

 

経験

過去から現在までの間に、何かを経験したことがあるかないかを表します。

【キーワード】
once (1回), twice (2回), ~ times (~回)
before (以前に)

 

have+過去分詞~+before で「(以前)~したことがある」(経験)という意味になります。
経験を表す副詞語句として、befor(前に)、once(一度、一回)、twice(二回)、~times(~回)などがあります。

I have visited Fukuoka before. → 私は以前、福岡を訪れたことがあります。

 

【重要表現】have+been+to~

~へ行ったことがある」という意味の経験を表す決まり文句です。

I have been to Hokkaido once. → 私は一回北海道へ行ったことがあります。

She has been to Hawaii many times. :彼女は何度もハワイへ行ったことがあります。

 

<否定文>

【キーワード】
never (一度も~ない)

 

have never+過去分詞~ で「今までに一度も~したことがない」(経験)という意味になります。

Yumi has never read that book. :ユミはあの本を今までに読んだことがありません。

He has never seen a koala. :彼は一度もコアラを見たことがありません。

Ken has never been to U.K. :ケンは今までに一度もイギリスへ行ったことがありません。

 

<疑問文>

【キーワード】
ever (今までに)

 

Have+主語+ever+過去分詞 で「今までに~したことがあるのか?」(経験)という意味になります。

Have you ever read this book? :あなたは今までにこの本を読んだことがありますか?

答え方:
はい、あります。 → Yes, I have.
いいえ、ありません。→ No, I have not. (haven't.) / No, I have never.

Have you ever been to France? :あなたは今までにフランスへ行ったことがありますか?

 

How+often/many times+have+主語+過去分詞 で「今までに何回~したことがあるのか?」という意味になる。

How many times have you read this book? :あなたは今までに何回この本を読みましたか?

 

現在完了形のまとめ

現在完了形の一覧表
用法 意味 キーワード
継続 (ずっと)~している for, since, How long
完了・結果 ~してしまった
~したところだ
just, already, yet
経験 ~したことがある once, twice, ever, never, before

 

 

分詞

分詞は、もともと動詞だった単語が、文中のV(述語)の場所以外のところに出てきて、形容詞と同じ働きをするようになったものです。
つまり、形容詞と同じように名詞を修飾(説明)する役割を持ちます。

分詞には現在分詞能動形容詞)と 過去分詞受動形容詞)があり、それぞれ使い分けます。

現在分詞(能動形容詞)動詞の-ing形 (playing, running など)
過去分詞(受動形容詞)受け身や現在完了形で使われる形 (played, written など)

 

現在分詞(能動形容詞)

現在分詞(能動形容詞)は、名詞が「~している」状態であることを表します。

動詞の原形+ing で「~している○○」という能動の意味になり、名詞を修飾します。

 

1語で名詞を修飾する場合 → 名詞の前に置く

現在分詞が1語だけで名詞を説明するときは、普通の形容詞 (a tall boy など)と同じように、名詞の前に置きます。

a sleeping baby :眠っている赤ちゃん
→ a baby who is sleeping とほぼ同じ意味。赤ちゃんが「眠る」という動作をしている。

a running boy :走っている少年

That swimming girl is Yumi. :あの泳いでいる女の子はユミです。

 

2語以上で名詞を修飾する場合 → 名詞の後ろに置く(後置修飾)

現在分詞が他の語句(目的語や場所を表す言葉など)を伴って2語以上のカタマリになる場合は、名詞の後ろに置いて、後ろから前の名詞を説明します。

The boy talking with me is Ken. :私と一緒に話している男の子はケンです。

Do you know the boy playing catch with Ken? :ケンとキャッチボールをしている少年を知っていますか?

 

過去分詞(受動形容詞)

過去分詞(受動形容詞)は、名詞が「~された」状態であることを表します。

過去分詞で「~された○○」という受け身の意味になり、名詞を修飾します。

 

1語で名詞を修飾する場合 → 名詞の前に置く

過去分詞が1語だけで名詞を説明するときは、普通の形容詞 (a tall boy など) と同じように、名詞の前に置きます。

a broken window :割られた窓
→ a window which was broken とほぼ同じ意味。窓が「割る」という動作をされた。

a used car :使われた車(=中古車)

Look at the broken door. :壊されたドアを見なさい。

 

2語以上で名詞を修飾する場合 → 名詞の後ろに置く(後置修飾)

現在分詞と同じく、2語以上のカタマリになる場合は名詞の後ろに置きます。

This is a picture taken in Kyoto. :これは京都で撮られた写真です。
→ This is a picture which was taken in Kyoto. と同じ意味。

Emi has some books written in English. :エミは英語で書かれたいくつかの本を持っている。

 

分詞のまとめ

分詞は、形容詞と同じように名詞を修飾する。

 

● 現在分詞 (動詞の原形+ing) を使う場合

名詞が「~している」(能動)

a singing bird :歌っている鳥 →「鳥」という名詞を修飾(能動形容詞)

 

● 過去分詞(p.p.)を使う場合

名詞が「~された」(受け身/受動)

a broken dish :壊された皿 →「皿」という名詞を修飾(受動形容詞)

 

修飾する名詞を主語のように考えて、その名詞が「する」側なのか、「される」側なのかを判断するのが最大のコツです。

 

分詞を使った構文

分詞は感情を表す動詞とも結びついて、重要な形容詞を作ります。

excite (興奮させる)

an exciting game (ワクワクさせる試合)
→ 試合が人をワクワクさせる(する側)

excited people (ワクワクさせられた人々 → 興奮した人々)
→ 人々が試合によってワクワクさせられる(される側)

surprise (驚かせる)

surprising news (驚くべきニュース)

surprised students (驚かされた生徒たち)

 

 

原形不定詞

通常の不定詞が「to + 動詞の原形」の形をとるのに対し、原形不定詞は、その名の通り to を使わず、動詞の原形だけで不定詞の役割を果たします。

この to が消える現象は、いつでも起こるわけではなく、特定の動詞が使われた場合に限られます。

使役動詞(make, have, let)

知覚動詞(see, hear, feelなど)

 

使役動詞

使役動詞とは、「(人)に~させる」「(人)に~してもらう」という意味を持つ動詞のことです。
make, have, let の3つが代表的で、それぞれ強制力やニュアンスが少し異なります。

基本の形 :使役動詞 + O (目的語) + C (動詞の原形)

「SはOにCさせる」という意味になります。O と C の間に「OがCする」という主語・述語の関係が隠れています。

 

①make O + 原形不定詞 (強制的に)Oに~させる

最も強制力が強く、「(相手の意思に関わらず)~させる」というニュアンスです。

My mother made me clean my room. :母は私に部屋を掃除させました。
→ me が clean する、という関係。to clean ではない点に注意。

The coach made them run for an hour. :コーチは彼らに1時間走らせました。

 

②have O + 原形不定詞 (当然のこととして)Oに~してもらう

make ほどの強制力はなく、「(当然の役割として・仕事として)~してもらう」という依頼のニュアンスです。

I had my brother carry my heavy bag. :私は弟に重いカバンを運んでもらいました。

The teacher had the students write a report. :先生は生徒たちにレポートを書かせました。

 

③let O + 原形不定詞 (許可して)Oに~させてあげる

「Oが~するのを許す」「Oがしたいようにさせてあげる」という許可の意味を表します。

My father let me use his computer. :父は私に彼のコンピュータを使わせてくれました。

Please let me know if you have any questions. :もし質問があれば、私に知らせてください。

 

知覚動詞

知覚動詞とは、「見る」「聞く」「感じる」など、五感で何かを捉える動詞のことです。

基本の形: 知覚動詞 + O (目的語) + C (動詞の原形)

「SはOがCするのを見た/聞いた/感じた」という意味になります。

● 代表的な知覚動詞

see, watch, look at (見る)
hear, listen to (聞く)
feel (感じる)

I saw a little boy cry. :私は小さな男の子が泣くのを見ました。
→ a little boy が cry するのを見た。

We heard someone call my name from behind. :私たちは誰かが後ろから私の名前を呼ぶのを聞きました。

I felt the house shake a little. :私は家が少し揺れるのを感じました。

 

help

help は少し特別で、原形不定詞と to不定詞の両方を使うことができます
to はあってもなくてもOKです。

基本の形: help + O + (to) 動詞の原形

She helped me (to) do my homework. :彼女は私が宿題をするのを手伝ってくれました。

Can you help me (to) find my key? :私が鍵を見つけるのを手伝ってくれますか?

 

原形不定詞まとめ

原形不定詞をまとめた表
動詞の種類 基本の形 例文
使役動詞
(make, have, let)
使役動詞 + O + 原形不定詞 My dad made me wash his car.
知覚動詞
(see, hear, feel)
知覚動詞 + O + 原形不定詞 I saw him enter the room.
help help + O +(to)+ 原形不定詞 He helped her (to) carry her bags.